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カート・トン

カート・トン

カート・トン大使は現在アジア・グループのパートナーであり、日本及び東アジア地域における業務を主導している。東アジアの外交と経済情勢の第一人者として、トン大使は30年に及ぶ国務省キャリア外交官としての経歴を有しており、上級外交官のメンバーでもある。

アジアグループ入社前は、トン大使は香港・マカオの総領事を務め、その前は、2014年から2016年にかけて、国務省経済商務局筆頭次官補代理を務めた。2011年から2014年には東京の米国大使館で首席公使を務めた。さらにそれ以前には、2011年にアジア太平洋経済協力(APEC)担当大使としてAPECが最も生産的であった時期に同組織において米国の議長国としての取り組みを主導した。国務省東アジア・太平洋局の韓国部長として、6ヵ国協議を通した対北朝鮮外交でリーダーシップを発揮したほか、米国人捕虜の解放に取り組んだ。トン氏はブッシュ政権とオバマ政権下において環太平洋パートナーシップ協定及び米韓自由貿易協定の構想初期の段階に従事し、2006年から2008年にかけてホワイトハウスの国家安全保障会議のアジア経済担当部長として携わる。

キャリアの初期には、トン大使は在韓国米国大使館経済担当公使、在中国米国大使館参事官(環境・科学・保健担当)、在日米国大使館財務副担当官、在マニラ米国大使館経済担当官を務めた。

プリンストン大学ウッドロー・ウィルソンスクール(公共・国際政策学部)から学士号を取得し、国務省附属の外務研修所で経済学を学んだ。さらに、北京教育インスティテュートや台北で行われた中国語学習のため大学間のプログラム、東京のアメリカ・カナダ大学連合日本研究センターならびに国際基督教大学でも学んでいる。