ニュースリリース
2019年3月6日
(ワシントンD.C.)モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団は、第7回「マンスフィールド-PhRMA研究者プログラム」への参加者を募集します。本プログラムは、医薬品研究開発に携わる日本の若手研究者8名を毎年米国に派遣し、米国におけるトランスレーショナルリサーチを中心に保健医療政策について学ぶ機会を提供します。本プログラムは2013年初頭に発足し、米国研究製薬工業協会(PhRMA)の支援を受けて実施しています。
マンスフィールド財団では、日本の国公立機関、国公私立大学等の医療・医薬品関係の研究機関、付属機関、教育機関等に在籍する日本人の若手研究者8名を、第7期プログラム参加者として選抜します(民間企業の研究機関に所属されている方は除く)。応募者には、修士号(博士号またはそれと同等の経験を有すればなお良い)および、専門分野における数年間の職務経験を有することが求められます。
選抜された参加者は、本年9月中旬の2週間、ワシントンD.C.、フィラデルフィア、ボストンでの会合に参加し、関連する医療機関や施設訪問をします。帰国後は、この米国研修で実際に学んだ知見や経験を同僚と幅広く共有し、日本の研究開発政策の改善に寄与することが期待されます。応募書類ならびに本プログラムに関する詳しい情報は当財団のウェブサイト:(https://mansfieldfdn.org/program/strengthening-government-and-expert-networks/phrma/)をご参照下さい。
応募締め切りは2019年4月19日(金)です。
モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団のフランク・ジャヌージ理事長兼最高経営責任者は、次のように述べています。「マンスフィールド-PhRMA 研究者プログラムは、日本の医薬品開発に従事する若手研究者と米国のカウンターパートの結び付け、基礎研究で発見された結果を人々の健康への貢献に繋げます。過去6年間のプログラムには59名の研究者が参加し、医薬品開発と医療革新を促進するための手法を米国で学びました。マンスフィールド財団は、革新的な取り組みに従事する研究者の輪に新たな8名の研究者が加わることを大変嬉しく思います。」
モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団は、米国歳入法501(c)3条によって認可された民間の非営利団体です。マンスフィールド財団は、モンタナ州選出の上院議員、多数党院内総務、駐日米国大使として、その生涯を通じて、米国とアジア各国の相互理解および協力関係を深めることに力を注いだマイク・マンスフィールド大使(1903~2001年)とモーリーン夫人の意志を受け継ぎ、1983年に設立されました。夫妻が米国とアジア各国との関係について抱いた価値観、理想、ビジョンは、財団の交流、政策対話、研究および教育プログラムに受け継がれ、米国およびアジアのリーダー間のネットワークを生み出し、公共政策に影響を与える根本的な問題を探求し、米国のアジアの国々や人々に対する意識向上につながっています。財団の事務所はワシントンD.C.、東京、モンタナ州ミズーラにあります。